今回フォーカスするのは、2024年秋に発売されたiPhone 16と、2025年2月に登場したiPhone 16eです。
iPhone 16は、いわゆる「スタンダードモデル」であり、最新機能やデザインが盛り込まれた正統進化版。一方で、iPhone 16eは“エントリーモデル”という位置づけながら、基本性能を抑えつつ価格を低めに設定し、コストパフォーマンスを重視したい方に向いています。
この記事では、それぞれの価格・デザイン・ディスプレイ・パフォーマンス・カメラ・バッテリー・その他の特徴などを徹底比較し、どんな人にどちらが向いているのかを詳しく解説していきます。買い替えを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
発売日と予約開始日
iPhone 16
- 発売日:2024年9月20日(例年どおりの秋リリース)
- 最新のiPhoneとして一躍注目を集めることは間違いありません。
iPhone 16e
- 発売日:2025年2月28日
- 予約開始:2025年2月21日(午後10時~)
- 次世代のエントリーモデルとして、予算を抑えつつ新型iPhoneを手に入れたい人にとって魅力的な発売時期といえます。
ポイント
- 最新機能を“いち早く”手にしたいならのiPhone 16。
- 価格重視やコスパ重視なら、iPhone 16e。
価格
価格は多くのユーザーにとって重要な要素です。容量ごとの価格帯を比較すると次のようになります。
モデル | 128GB (税込) | 256GB (税込) | 512GB (税込) |
---|---|---|---|
iPhone 16e | 99,800円 | 114,800円 | 144,800円 |
iPhone 16 | 124,800円 | 139,800円 | 169,800円 |
- iPhone 16eは、同じ容量でもiPhone 16より約25,000円安い価格設定が特徴。
- iPhone SE(第3世代)から比べると価格は上昇していますが、これはストレージ容量の増加やFace IDの搭載、Apple Intelligenceなど、スペックアップに伴う部分も大きいです。
どんな人におすすめ?
- iPhone 16e:機能はしっかり欲しいけれど価格は抑えたい人
- iPhone 16:最新のテクノロジーを余すところなく体験したい人、予算に余裕がある人
デザインとディスプレイ
iPhone 16e
- カラー展開:ブラック、ホワイト
- 素材:側面は航空宇宙産業レベルのアルミニウム製、背面はガラスで前面はCeramic Shieldによって保護され、高い耐久性を持ちます。
- ディスプレイ:6.1インチ Super Retina XDR OLED
- 最大輝度:標準800ニト、HDR時1200ニト
- ノッチデザインを採用(Dynamic Islandは非搭載)
- 特徴:カメラの突起部分が比較的小さい可能性があり、よりフラットに近いデザインを求める人には魅力的。
iPhone 16
- カラー展開:ブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリン(全5色でカラフルなラインナップ)
- 素材:iPhone 16eと同様にアルミニウムフレーム+ガラス背面。前面はCeramic Shieldで保護。
- ディスプレイ:6.1インチ Super Retina XDR OLED
- 解像度:2556×1179ピクセル(iPhone 16eよりやや高解像度)
- 最大輝度:標準がより高く、ピーク時2000ニトまで到達
- Dynamic Islandを搭載し、バックグラウンドタスクの表示やアプリ通知をスムーズに確認可能
- 特徴:光学系を活かした高い輝度と色再現性で、屋外での視認性や動画視聴などのエンタメ性を重視したい人に向いています。
ポイント
- iPhone 16eはシンプルで軽量。ノッチデザインを好む人や、過度な派手さを求めない人にピッタリ。
- iPhone 16はDynamic Islandや明るいディスプレイを搭載し、5色から選べる遊び心も魅力です。
パフォーマンス
A18チップ搭載で高速化
- iPhone 16e:A18チップ+GPU 4コア、RAM 8GB
- iPhone SE(第3世代)のA15チップから大幅に性能が向上
- 3Dゲームや動画視聴など、一般的なユーザーの使い方なら不満なく快適に動作
- iPhone 16:A18チップ+GPU 5コア、RAM 8GB
- グラフィックス性能はiPhone 16eよりもわずかに上
- 高負荷なゲームや動画編集、ARアプリを多用する場合にアドバンテージがある
総評
両機種とも最新のチップを搭載しているため、日常的な操作においてはほとんど差を感じない可能性が高いです。とはいえ、GPUコア数が1つ多いiPhone 16の方が、高負荷なタスクではわずかに優位に立つでしょう。
カメラ
iPhone 16e
- 48MPシングルカメラ(広角レンズ)
- 約4,800万画素の高解像度撮影が可能
- 2倍の光学ズーム対応
- ポートレートモードやフォトグラフスタイルなど、基本的な撮影機能はしっかり搭載
- 4K/60fpsのドルビービジョンビデオ撮影にも対応
- 非対応:超広角カメラ、マクロ撮影、空間ビデオ撮影など
iPhone 16
- デュアルカメラ(48MP広角 + 12MP超広角)
- 広角撮影・超広角撮影の両方が可能
- マクロ撮影や空間ビデオ撮影など、より多彩な機能に対応
- 光学ズームは2倍イン/アウト、最大4倍の光学ズームレンジ
- 夜景や人物撮影に強いAI機能も搭載
撮影のこだわり具合で選ぼう
- iPhone 16e:SNS投稿や家族の写真撮影がメインで、超広角やマクロはそこまで使わない方に。
- iPhone 16:広大な風景の撮影やクリエイティブな動画撮影を楽しみたい方、より多彩なカメラ機能が欲しい方に。
バッテリー
iPhone 16e
- ビデオ再生最大26時間
- iPhone 11比で最大+6時間、iPhone SE(第3世代)比で+12時間のバッテリー駆動時間
- コンパクトな筐体ながら、かなり余裕を持って1日使えるほどのバッテリー持ち
iPhone 16
- ビデオ再生最大22時間
- iPhone 15よりやや向上
- 高性能ディスプレイやカメラ機能をフルに使っても、十分な電池持ちを確保
結論
- バッテリー重視なら、数値上はiPhone 16eの方がより長く使える傾向
- 動画やゲームを長時間楽しむ人は、バッテリー容量を最優先に考慮すると安心です。
その他の機能
共通点
- Face ID:顔認証によるセキュリティ
- 防沫・耐水・防塵(IP68):日常使用での安心感
- USB-Cポート:充電やデータ転送を高速かつ汎用性が高い規格へ統一
- 衛星経由の緊急SOS / 衝突事故検出:もしもの時にも安心
- iOS 18対応:最新OSとApple Intelligence(AI機能)による快適な操作性
iPhone 16独自の特徴
- カメラコントロールボタン:直感的にカメラ操作ができる
- 超広帯域チップ:AirTagの位置検出など精度向上
- MagSafe対応:対応アクセサリをワンタッチで装着・充電可能
- 5Gはサブ6GHz + ミリ波対応でエリアによってはより高速な通信が可能
結論!どちらを選ぶべきか?
iPhone 16eを選ぶべき人
- スマホにかける予算を可能な限り抑えたい
- シンプルなカメラ機能があれば十分
- 長時間外出が多く、バッテリー持ちを最重要視
- 軽くて扱いやすい端末が好み
iPhone 16を選ぶべき人
- 価格よりも機能を最重視。カメラやDynamic Islandなど最新の体験をフルに楽しみたい
- 3Dゲームや動画編集など、グラフィックス性能を活かした使い方をしたい
- カラーラインナップやMagSafe、超広角撮影など多機能を求める
- 5Gのミリ波対応や超広帯域チップを活かせる環境がある
どちらも最新のA18チップを搭載し、日常使用においては十分すぎるほどのパフォーマンスを発揮します。あとは予算や重視するポイントを明確にし、自分に合ったiPhoneを選んでみてください。
買い替えをご検討中の方は、発売時期や予約開始日も踏まえつつ、自分に最適な一台を手に入れましょう。きっと、新たなiPhoneライフがより快適になるはずです。